忍剣花百姫伝(一)「めざめよ鬼神の剣」

   その一  美しき武者

   その二  火海姫

   その三  天兵参上

   その四  地竜剣

   その五  天地組

   その六  捨て丸

   その七  天竜剣

   その八  竜笛

   その九  旅立ち

   その十  美女郎

   その十一 水耳

   その十二 九鬼丸
   
あさのあつこ氏絶賛!!

まさに活劇、まさにファンタジー
一人の少女の、苦悩や煩悶、
そして凛とした
自負と誇りに胸を打たれます。    
このシリーズは、
良質な青春小説でもあるのですね。

      

時は戦国乱世。忍者の城・八剣城を正体も知れぬ魔の軍勢が襲う。
城主は戦死、わずか四歳の花百姫は霊剣を持ったまま行方知れずとなった…
十年の歳月が流れた。記憶を失い、少年として育てられた姫。
ふたたび魔が蠢きだす中、姫の記憶と不思議な力が次第に目覚め、
神宝を持つ無敵の剣士・八忍剣も姫の下に集い始める。
だが彼らの前には、巨大な敵と過酷な運命が立ちはだかっていた。
壮大な時代活劇ファンタジー。

   
   

忍剣花百姫伝(二)「魔王降臨」

   その一  血風の城

   その二  霧矢ふたたび

   その三  鬼が城の花百姫

   その四  魔王の降臨

   その五  風雲急を告げる

   その六  隠れ身

   その七  多蛇羅姫の娘

   その八  火切りの玉

   その九  魔道井

   その十  玉風城の決戦

   その十一 天兵飛翔

   その十二 三剣士立つ
   
解説:令丈ヒロ子氏

愛と花にあふれた越水版日本列島
善も悪も、
美しいことも悲しいことも
楽しいことも恐ろしいことも……
全てに愛をこめて描かれている

      

失われた記憶と、水天の法―遠くの世界を見通す力―を取り戻しはじめた花百姫。
一方、八忍剣の裏切り者、美貌の忍剣士・美女郎は魔道の力により、
亡くなった花百姫の父・八剣朱虎の肉体に魔王を甦らせていた。
彼らの狙いは神宝・火切りの玉と、その宝を守る火海姫の玉風城だった。
数万の亡者の軍勢が襲いかかる玉風城に、花百姫と隻眼の忍剣士・霧矢が急行する…。
渾身の時代活劇ファンタジー、第二弾。

   
   

忍剣花百姫伝(三)「時を駆ける魔鏡」

   その一  幻想の湖

   その二  青竜の御子

   その三  天の浮船

   その四  霊士の剣

   その五  隠れ屋敷の三人

   その六  破魔の鏡

   その七  魔鏡の彼方

   その八  火海姫の恋

   その九  血の原の天魚

   その十  竜送り

   その十一 空天の法

   その十二 はるかな時を超えて
   
解説:香月日輪氏

渾身の時代活劇ファンタジー!!
優しく、温かく、それでいて知的。
たまに、豪快。
そんな越水利江子さんが書くファンタジーが、
面白くないはずがありません

      

天竜剣を手にし、その力を取りもどした花百姫は、隻眼の忍剣士・霧矢との再会を果たした。
そして近江にやってきた姫の前に、三百年の封印を解き、神宝・破魔の鏡が姿をあらわした。
その力により時を超えた花百姫―待ち受けていたのは空天の術者だったが、そこへ魔王が襲いかかる!
魔王もまた、時を超える力を持っていたのだ…
渾身の時代活劇ファンタジー、第三弾。

   
   

忍剣花百姫伝(四)「決戦、逢魔の城」

   その一  運命の兄弟

   その二  漂流

   その三  白鳥城の怪異

   その四  八剣城へ

   その五  新・八忍剣

   その六  決戦迫る

   その七  ナラカ

   その八  天切り衆

   その九  鬼面ヴァジュラ

   その十  裏切り

   その十一 帰還

   その十二 近江に待つ
   
解説:ひこ・田中氏

和製ファンタジーの傑作。
花百姫は、
生き延びるための腕を磨き、
運命に立ち向かい、
前を向いて進んでいきます。
その凛とした姿に
勇気をもらう人も多いでしょう。

      

老天人の空天の法により時空の扉を開いた花百姫は、運命のいたずらから、十年前の時に降り立った。
それは、魔王が亡者の軍勢を率いて八剣城に襲いかかる、まさにその時!
花百姫は八忍剣の力を結集し、決戦に臨むが…
父、朱虎の命を救うことができるか、運命を変えることはできるのか!?
手に汗握るシリーズ中盤のクライマックス、渾身の時代活劇ファンタジー第四弾。

   
   

忍剣花百姫伝(五)「紅の宿命」

   その一  湖中の怪

   その二  集結!八忍剣

   その三  天兵駆ける

   その四  紅萌ゆる谷

   その五  黒髪の紅鬼

   その六  運命の子

   その七  閉ざされた水耳

   その八  赤砂女

   その九  燐光石

   その十  光る風
   
解説:那須田 淳氏

時空を超えて、ぼくらの胸に届く、時代活劇ファンタジーの傑作!
八忍剣たちが、それぞれに心の弱さや
無力さを知り、悩み苦しみながらも、
なんとか明日へ向かって生きていこうとする……
そのけなげさに、ぼくらは、
胸をゆさぶられるのである。

      

花百姫の下に集結をはじめた八忍剣。
彼らは空天の法によりふたたび時空を超えた。
降り立ったのは、カツラの木が紅に萌える踏鞴場。
五十年後の多蛇羅城、魔に憑かれた城主が、選ばれし運命の子の肉体に魔王を甦らせようとしていた。
そこで明らかになる美女郎の出生の秘密と、霧矢の悲恋のドラマ。
そして花百姫を襲う恐ろしい運命…渾身の時代活劇ファンタジー第五弾。

   
   

忍剣花百姫伝(六)「星影の結界」

   その一  天の盤船

   その二  八剣の口伝

   その三  夢のお告げ

   その四  旅立ちの日

   その五  天兵、一人

   その六  変化道中

   その七  どくろ谷

   その八  空阿弥

   その九  帰雲城のまぼろし

   その十  悪魔の儀式

   その十一 銀髪の那扉鬼

   その十二 笛吹一族

   その十三 闇との戦い

   その十四 星衣

   その十五 滑りすじ
   
解説:石崎洋司氏

愛、悲しみ、そして戦い……。これぞ王道ファンタジー!
読者に深いため息をもらさせる物語
登場人物それぞれの心の景色が
「愛」と「哀」に満ちているから、
ただおもしろいだけでなく、
深い情念がにじみでてくるのです。

      

古の世から地中に眠っていた天の盤船が目覚め、
飛び立つとともに、地獄の七口がつぎつぎと開いてゆく。
そのとき魔王が真の復活を遂げ、もはや人間の力ではとどめようがない……
八忍剣たちが、すべての魔道の勢力が、
肥前の地に集結し、ついに最終決戦の火蓋が切られた!
魔王の燐光石を胸にうけた花百姫は、命を蝕まれながらいかに戦い抜くのか!?
渾身の時代活劇ファンタジー第六弾!!

   
   

忍剣花百姫伝(七)「愛する者たち」

   その一  磐船ふたたび

   その二  星鏡の渓谷

   その三  光の天幕

   その四  この世の果て

   その五  青の戦士

   その六  兄と弟

   その七  蜂の巣城へ

   その八  赤いワナ

   その九  火切りの玉

   その十  異時の王

   その十一 のこされた者たち

   その十二 はるけき彼方へ
   
解説:あさのあつこ氏

渾身のシリーズ、ついに完結!!
精一杯、生きて。その先にしか道はない。
信念と祈りに裏打ちされた、
どこにもないたった一つの終わり方。
わたしたちは、明日に向かって半歩を
踏み出すための勇気をもらえるのです。

      

真の姿をあらわした魔王は地獄の七口を開き、
そこから魔物があふれだしてくる。
各地で五鬼四天の忍びが決死の戦いを繰り広げるが、
滅びの時が近づいていた。
一方、霧矢は単身時の狭間を抜け、魔王を追った。
彼に導かれるように花百姫たちが行き着いたのは、
遠い未来か超古代か、魔王が支配する異世界。
そして凄惨な戦いが待ち受けていた―
渾身の時代活劇ファンタジー、感動の完結編。

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